フリー素材だけで小説をYouTube動画にしてみました
はじめまして。
名作紙芝居CLUBの管理人りんです。
ブログでもYouTubeでもいいから、何か始めたい、と思いながら、何も思いつかなくて時間だけが過ぎていましたが、この度やっと動画を作り始めました。
タイトル通り、いらすとやさんなどのフリー素材を駆使した紙芝居風の動画です。
動画の元ネタは、青空文庫さんで公開されている文豪小説。
純文学と聞くと、パスされそうですが、現代でも楽しめる作品はあるので、その中からこの作品を選びました。
アニメ文豪ストレイドッグスでは、武装探偵社で雑務をする生真面目な男として描かれています。このキャラクターの元ネタが、小説「痴人の愛」の主人公です。
なんでも、当時の書評は酷かったようです。俗すぎると全く評価されなかったそうで。現代に置き換えれば、アラサー独身男の人生をひっくり返した出来事を、淡々と呟いているブログのようなもの。
肩の力を抜いて楽しんで頂ける作品です。
しかし、この小説は20万文字近い長編。
読破するのは、なかなか大変かもしれません。
そこで、一本にまとめるのではなく、2000ー3000文字で区切り、連載方式で音楽や絵をつけた動画を投稿することにしました。
そして、同じお話の動画でも、今回、2種類ご用意しました。
*朗読音声有りの動画
*音声なしの動画
主力は後者の朗読音声が入っていない、BGM+字幕+絵だけのもの。
朗読はですね、本当に難しい!私の下手な音声があるより、無い方が見やすいんじゃないか、と思いまして。とは言え、おまけで朗読動画も同時にアップします。需要があるレベルではありませんけども。
小説の舞台は、はいからさんが通ると同じ大正時代の東京です。
主人公は栃木出身の会社員、28歳。
当時のお見合いが当たり前の時代に、他人からの紹介を嫌がり、ずっと女性とのお付き合いはなく童貞です。
まあ、あの時代は結婚を前提としない恋愛で繋がっているガールフレンドや、結婚ではなく同棲もレアというか、彼の思考はあまりにハイカラすぎたのでしょう。
そんな彼の言い分は、現代人にも共感できる部分がありそうです。
彼の中にある結婚プランは、現代ではお縄を頂戴することになるので、真似することは許されませんが、男性諸君にとってはちょっと浪漫を感じるかもしれませんね。
最後に、初めて買ったマイクを前に、緊張して声が震え気味ですが、朗読動画のリンクも貼っておきます。囁いているように聞こえるかもしれませんが、私は腹から声を出したつもりです。